JAGAT会報誌FACT掲載記事|中国で頼んで良い印刷物は何なのか?


 
 
会報誌 FACT 掲載記事
 

丸角
JAGAT FACT
丸角
2007年9月号 中国印刷最新事情
中国に頼んで良い印刷物は何なのか?
有限会社田中印刷所 代表取締役 吉林芸術学院動画学院 客員教授  田中 由一
中国と付き合い始めたきっかけ
 田中印刷所は滋賀県彦根市にある印刷会社だが、中国については他社より理解があるのが特徴だ。当社は2000年頃から中国との関わり合いを持ってきている。
彦根市には地場産業の縫製工業があって女性用下着を作っているが、2000年頃は縫製業自体が日本人労働者を使っての生産がコスト的に合わない状況になり、いま問題になっている研修生制度を盛んに取り入れつつあった。
友人に縫製業を営む社長がいて、彼が研修生の面接で中国に行くのに同行して初めて中国を訪れた。上海の縫製会社で研修生候補の面接を見るうち、印刷業もそのうちに日本人の人件費では採算が合わなくなる時代が来るだろうと思った。また、上海の広告物等を見ていて、何とか日本でデザインできるのではないかと感じた。
何度か中国を訪れるうち、上海のマーケティング会社に友人ができ、そこに机を1つ置いて田中印刷所の中国事務所とし、情報を集めるアンテナショップを置くことにした。最初に手がけたのは、日本語ができてデザインセンスのある人を雇い、イラストを描いてもらってインターネットで送ってもらうような仕事だった。
メールで日報による報告を受けてはいたが、心配なので2ヵ月に1度は上海に行った。マーケティング会社の社長は印刷関係の仕事もしていた縁もあり、ずいぶんと上海の印刷会社を見学させてもらった。その頃は水準の高い印刷会社ばかりを見学していたから、中国もドイツ製、日本製の印刷機を使っていて、自分の会社より良い機械を使ってすごいと思っていた。

中国各地を見学、会社も設立
 2000年前後は、中国が日本の印刷物を持っていくのではないか?という中国脅威論が登場し始めた頃だ。しかし中国について理解を深めていくうち、私が見ている中国の印刷会社と、中国のことをよく知っていると思われる人がする話とは、随分違うという印象を持ち始めた。
そこで、私は滋賀県の印刷工業組合を通じて、「私が思っている中国の印刷事情と皆さんが思っている印刷事情が違っている」という観点で上海の印刷会社を見学するツアーを企画し、2002年は2度のツアーを行った。
2003年は北京に行く予定だったがSARSの騒動が起きたために中止した。2004年は大連と長春、2005年は広東省の広州、東莞を中心にした印刷会社の見学ツアーを催した。
その間、2004年に田中印刷所は大連で中志包装印刷有限公司という独資会社を設立してデザイン関係の仕事を始めた。しかし2005年にはこの会社を解散し、大連で2番目に大きい海大印刷と合弁してデザイン関係の海和設計という会社を設立した。海和設計では1年半ほど会長をしていたが董事会で解任され、出資分も失っている。
今はむしろ印刷から少し離れて、吉林省の吉林芸術学院動画学院の中に建築のパース図と動画を専門に制作する事務所を持っている。来年は吉林動画学院が印刷学部を開設する予定なので、どのように印刷を教えるかということに関しても手伝っている。
私は中国ではかなり痛い目に遭い、そのために会社も潰れかかったが、今はようやく持ち直してきた状況だ。中国の印刷に関しては大先輩がたくさんいるが、誰にも負けないくらい痛い目に遭っているので、そのような話も交えつつ中国での印刷について話をしたい。

印刷生産体制は文化を反映する
中国について多くの問い合わせをいただくが、そのほとんどは「どうすれば印刷物を安くできるのか」である。図1は中国で印刷されている100円ショップの「ダイソー」向けののし紙である。結論から言えば、これこそが中国に頼むことのできる象徴的な印刷製品だと思う。
中国の人件費は確かに安い。普通の印刷業の工員の給料が1,000元前後、日本円で15,000~16,000円であり、人件費は10分の1か、15分の1くらいだろう。印刷機の機長で3,000~5,000元、45,000~75,000円くらいである。このような人件費の単純比較からすれば、印刷物が安くできると考える人が多くなるのは当然だ。
中国製品の優位性を印象付けたのは、やはりユニクロだろう。同社の商品を見た多くの方が、「中国であのような商品ができるなら、印刷物でもできるだろう」という見方をするのも当然だ。「中国で作れば印刷物も安くなる」という見方も間違いではない。ただし日本と同程度の品質を満たした印刷製品が安く作れるか、という観点からは疑問符がつく。
今、こうして日本の印刷会社が成り立っているのは、日本国内に多種多様な印刷需要があるからだ。例えばチラシや雑誌といった需要があるから数多くのオフ輪があり、様々な周辺の設備も整えられているのである。
しかし中国の印刷需要は、国民1人当りで見れば日本人の10分の1程度ではないか。きちんとした統計もあるかもしれないが、感覚的にはその程度である。日本には多くの多種多様の印刷物を必要とする社会的経済的システムがあり、印刷会社は需要に応じた印刷物を供給できる印刷設備を整えている。需要の少ない中国では、供給体制、設備も少ない需要に応じる程度である。
中国は13億人を超える人口を抱える国だが、基本的には生活に必要な最低限の印刷物しかなく、言葉は悪いが余計な印刷物というものはない。従って、その少ない印刷物を供給する設備しかない。
現実には中国の印刷環境は成熟しておらず、日本の印刷環境は成熟化しきっているという、この差が誤解を生んでいる。

中国オフ輪のほとんどは新聞向け
中国で第一に必要とされている印刷物とは、教科書や参考書だと思う。中国企業が人材を採用する場合、例えば印刷会社ならPhotoshopなりIllustratorが使える人材を採用する。
日本企業には入社してから教える機能があるが、中国企業は初めからスキルのある人材しか雇わない。スキルのない人材は就職できないから向学心が高くなる。そういう点から参考書等はよく売れているし、安い。従って需要はあるから、中国国内での教科書関係の印刷は多い。
図2はある印刷会社にあった棚で、図3は参考書、図4は教科書である。上海の中華印刷という国営の印刷会社は、このような上製本のラインを持っている(図5~7)。このラインでは、1日に7万冊の上製本ができる。中華印刷は、中国でも水準の高い印刷会社の部類に入ると思う。
また、中国でもフリーペーパーが増えてきていて、「上海ウォーカー」などがある(図8)。中国では、出版社が発行する書物を「出版物」という。出版社が発行する書物には価格が付くが、フリーペーパーは無料配布物なので「出版物」とはされていない。
出版物を印刷する会社は、印刷・出版のライセンスが必要である。しかし、フリーペーパー等は普通の印刷会社のライセンスでできるので、この辺りの感覚も日本とは違う。図8にあるのは「上海ウォーカー」、大連の不動産情報、東莞の日本人向けフリーペーパーで、図9は百貨店のフリーペーパーである。
かつては壁新聞が盛んだったこともあるが、日本のように朝夕刊が宅配されるシステムはほとんどない。郵便局が夕刊を配布する地域もあるようだが、例外的だ。
図10、11は地方の新聞などを刷る輪転機である。中国の輪転機はほとんどが新聞用で、商業用の方が少ない。上海にはかなりの数があると思うが、あの広い東北三省の中で瀋陽に2台、哈爾浜に1台だけと聞いている。図10、11ともに中国産機と思われる。

中国人の購買動機
中国人は親戚筋や友人から紹介を受けた商店や商品を選ぶ行動パターンが多い。日本人のように、チラシや販促物を見て商店や商品を選ぶような習慣があまり定着していない。
これは、とりもなおさず、中国人が自国内のお店や製品であっても信用していないことが背景にある。もっと言えば、中国政府をも信用していないように感じる。信用できるのは自分の家族、親戚、友人であり、この人たちとつながる範囲の中でしか動かない。
従って、例えばショッピングモールには同じような店がたくさんあるが、そこの店に買いに行く理由を聞くと、知人関係から紹介を受けたというのが購買動機なのである。チラシを見たとか、販促物があることなどは購買動機になりえないので、現状では商業印刷物のニーズが極めて小さいのだと思う。
日本にはあれだけの折込チラシ需要があるので、やはり供給していくには多くのB輪転機が必要になる。中国にも新聞折込システムがあれば印刷会社も潤うとは思うが、今のところは需要がないので商業オフセット輪転機も少ないのだと思う。
今後は雑誌や教科書のほかに商業オフ輪のニーズも増えてくるだろう。中国に進出したスーパーマーケットのカルフール(フランス)、ウォルマート(アメリカ)などはチラシ戦略を採用している。しかし、これらも日本の新聞折込のように消費者に配布する形ではなく、店置きが主だと思う。
 中国の雑誌には全国誌というものは少ない。管轄が発行するライセンスは上海なら上海だけ、遼寧省なら遼寧省だけ、広東省なら広東省だけという地域別なので、全国的な紙メディアは人民日報などの政府系だけではないか。印刷物はその省だけで使うという単位だし、人口が多いとは言っても購入割合は低いので、それほど大量に刷るという需要にはならない。今後は商業輪転もそこそこは伸びるだろうが、見通しは立てづらい。
中国の場合、富裕層から低所得層まで、おおよその住む場所が限られるので、日本よりはエリアマーケティングがやりやすい環境だと思う。富裕層にはどのようなDMを届けるべきか、というような具体的なマーケティング戦略を中国の百貨店等に持ち込めば、活路が開ける可能性はあるだろう。

中国が日本の仕事を喜ばない理由
図13は日系印刷会社の用紙倉庫である。中国では用紙流通が発展途上なため、各印刷会社は日本では考えられないくらいの量の用紙在庫を持つ。
中国では再版の場合に前と同じ紙を使ってもらえる保証がない。最初はAという銘柄の紙であったとしても、次に同じAという銘柄の紙がある保証はない。たとえ初回は良くても、2回目、3回目が同じ品質になるかは要注意の部分である。
図14・15は国営の中華印刷で、ハイデルベルグのサンデープレスというA判輪転を2台持っている。もちろん枚葉機も備える非常に大きな会社で、多くの雑誌を刷っているし、質の高い印刷会社だと思う。同社も大規模な用紙倉庫を持っていた(図16)。「銅版紙」とはコート紙である(図17)。図18は北越製紙のHiαで、日本からの輸入品だった。
図19は台湾系の秋雨印刷である。同社は台湾最大の印刷会社だと思う。サンデープレスを持っていて、工場長はA全のサンデープレスの上にもう1つユニットを乗せて、将来的には32ページ対応にすると言っていた。しかし振動の問題を考えると、現実的には疑問である。三菱の輪転も持っていたはずだが、この写真も2002年当時のものである。
日本は既に輪転印刷が過当競争で価格がものすごい安さになっているが、中国は輪転機の数が少ないのでほとんど競争がない。また、中国では自社の営業が取ってくる受注で仕事量としては充分なので、そこにわざわざ安値で受けるような仕事を入れたりはしない。
もし輪転ものを日本から頼んだとしても、中国人は日本の仕事のうるささをよく知っているので、「中国国内に仕事はたくさんあるのに、わざわざ品質などに注文の多い仕事を受ける必要はない」という感覚で対応されるだろう。
供給能力が飽和してはいないので、中国の商業オフ輪印刷価格は日本に比べれば高値安定している。現時点で何十万部の週刊誌やフリーペーパーを中国に発注したとしても安くはならないだろう。日本の印刷会社に発注した方がリスクもはるかに小さい。

中国で作った方が有利な印刷物とは
日本の消費者や印刷会社、クライアントほど印刷品質に厳しいところはない。どうでもいいような部分に難癖に近いクレームをつけることが多い。中国人の多くは「読めればいい」という認識であり、この差は想像以上に大きい。
同じ印刷製品が中国で消費する限りにおいてはクレームにならなくても、日本に持ち込んだ時点でクレームになる。中国で印刷して中国で消費する、中国で印刷して日本で消費する、の2通りが考えられるが、どこで消費するかが問題で、日本で使用しないようなパッケージや取扱説明書ならば、中国で製造しても大丈夫だろう。
製品、パッケージ、取扱説明書、シール等は中国で現地生産した方がコストは下がる。アメリカも品質には比較的うるさい国ではないので、中国から持って行ってもそれほど問題にはならない。日本に持ってくる場合が大変なのである。
中国は世界の工場なので、付随する形でパッケージの会社が増えている。学習効果があるのだろう、最近は単品で見ればいいものができるようになってきた。ただし日本人から見れば、再版ものの場合は特色の色が毎回違うなどの問題はあるようだが、それは日本人の目で見ると問題でも、世界的には許容範囲で問題にならない場合もあるようだ。
日本にも対応する機械がなく、どうしても人手をかけざるを得ないような印刷物ならば、コストの問題からして中国に出す価値があると思うが、見極めはなかなか難しい。

中国生産のコストとリスクをどう見るか
図20は大連で最も優良なパッケージ会社LIAN SHENGのショールームである。工場は東莞、香港、厦門にもあると思う。大連にある約3,000社の日本企業向けパッケージを作っている。
図21はオムロンのパッケージだと思う。この会社は管理もしっかりしており、特色インキもきちんと管理して貯蔵しているようだ(図22)。図23はコーティングマシンであり、図24はパッケージの強度検査機で、一応の検査体制を備えている。
「安ければいい。品質に多少の問題があっても目はつぶる。再版時に色の違いがあってもいいし、前回と若干違う紙でもいい」。日本にこんなやさしいクライアントがいるだろうか。中国が最も得意にするパッケージ分野でも、日本の感覚で見れば不良率が30%前後になるという。そういうリスクを冒すかどうか、どのようにリスクを低減させるかである。
大連は水産加工品のパッケージが多く、墨1色でプレスコートしている。それくらいなら問題ないと思うが、中国が作る印刷物を日本の印刷会社の感覚で言えば、そんなものは納品できないという感じがある。
それでも中国の印刷会社に頼まざるを得ないときは、信頼のおける印刷会社を探すことだ。中国は契約社会だが、きちんと契約を交わしてもその通りにならないことが多い。用紙が見積り時と違う、などというのはざらである。理由を聞くと、「紙がなかった」などと言う。たいがいは発注者の了解を得ずに、そのままやってしまう。
中国に印刷物を発注した場合、刷り出しと製本の立ち会いは不可欠であるし、日本人の感覚を理解する人たちによる全数検品が必要だろう。そしてこれは大変なコスト増になる。
このようなリスクとコストを考えると、2~3割安く作れる程度で中国に発注するメリットがあるだろうか。日本で日本の印刷会社に発注すれば、ほとんど何の心配も手間も不要で、日本人の品質の感覚に合った製品が納品される。さて、どちらに発注するのが適切だろうか、ということだ。

全数検品が不可欠
図25は日系印刷会社がダイソー向けの千代紙を検品しているところである。日本に持ってくる製品は、必ずどこかでこのように検品しないと後で自分の首を絞めることになる。私自身も違約金が発生して会社が潰れそうになった経験がある。
やはり日系の会社なので、日本向け製品についてはきちんと検品している。中国向け製品が検品されているかどうかはわからないが、たとえしなくても、現在の中国の感覚ならば通るのではないか。
手帳などのステーショナリー関係では製品にビニール類が含まれる場合があり、少し前に問題になったが、違法の塗料を使っている可能性もあるので、日本に持ってくる場合は確実にチェックしなければならない。
中国でビニール製造できる会社は北の方には少なく、広東省など南の方には数多くある。かつて人件費が安かった台湾にアメリカ企業が仕事を発注していたが、台湾の人件費が高くなるにつれて、仕事が台湾に近い広東省に移っていった。このような経緯なので、広東省には台湾系企業が多く、フイルムを扱っている会社も多い。フィギュアなどもほとんどが広東省だろう。
フイルムなどは、原材料の配合によって値段をいくらでも変えられる。値段を叩いて「儲かった」と喜んでいても、彼らはしたたかに叩かれた分だけ安い材料を配合している。そうすると、実際にできた製品が注文した製品とは違っていてトラブルになる。
図26はシルク印刷の工場で、アメリカのウォルマート系の仕事を手でシルクで刷っている。50mくらい同じものが置いてあり、行って帰ってくると自然乾燥で乾くので、また次の色が乗せられる。
UV乾燥で硬化させれば子供が噛んでも問題ないが、自然乾燥では皮膜が剥がれるリスクがあり、国によっては認可が下りないだろう。アメリカは州によっても違うかもしれないが、この辺が緩いのかもしれない。
2人写っているが、もう1人、目の良い女性が後ろに付いて、ピンホールなどを細かくチェックしている。どこが悪いのかと思うくらい、きちんと見ていて感心する。

日本で印刷した方が有利な場合
次に印刷料金の観点から、日中の見積もりについて見ていきたい。図28はある日本の縫製会社から、中国の富裕層向けに通販で日本の下着を売るカタログを作りたい、と相談されたときの見積り比較である。
相談を受けたときは、納品場所が上海なので中国で制作した方が安いだろうという感覚だった。4/4のカタログでA4判20頁、中綴じ製本で、中国の印刷会社にデータで渡す見積りである。ロットは5万冊、用紙はマットコートである。日本のようなマットコートがあるかどうかはわからないが。表紙はA判70.5kg、本文57.5kg、16頁が本文で4頁が外側に少し厚いもので製本する形である(図27)。
中国の場合、このようなカタログでも埃っぽい土壌から本を守るという意味合いで、表紙をPP加工することが多い。書店に置いておくだけでも本が埃っぽくなってしまうぐらいだが、今回はPP加工を見積もりに入れていない。
上海のA社が枚葉機で印刷した場合は248万円になる。長春のB社からは枚葉印刷で424万円という、とんでもない見積りが出てきた。たぶん、ページと枚数を間違えているのだと思う。田中印刷所が付き合いのある日本の会社は輪転印刷で100万円だった。
日本の輪転機で刷った場合はここまで安くなる。印刷の後は自動的に折り加工が施されるし、量としては20フィートのコンテナ1本に積めるので、上海までの輸出経費は23万円くらいでいける。税金を考慮する必要はあるが、税金を入れても中国で作るよりははるかに安くなる。中国で作る場合は上海で印刷しても、長春でやっても、立会い検品は絶対に必要で、ここでは検品コストを含めていないので、トータルコストとしてどちらが得かは一目瞭然だ。

CTPの普及状況
日本ではCTPが相当普及してきたが、中国ではなかなか普及していない。日本は印刷会社が自社でデータを作ることが多く、その一環としてデータを管理しているので、自社向けにCTPができる。
しかし中国の場合、印刷物を大量に発注してくる出版社は関連会社に製版会社を持ち、その製版会社でフイルムを出して、印刷会社にフイルム支給するパターンが多いので、CTPがなかなか普及しない。
また、出版社が本を出す場合は必ず検閲が入る。中国の出版社には共産党の書記が必ずいて、その書記がOKすれば出版することができる。OKしていない出版物は地下出版、アンダーグラウンドの出版物ということになる。フリーペーパーを作っているような印刷会社の場合は、印刷会社がデータを管理するので、比較的CTP導入が早い、ということはある。
中国ではフイルムだけをもらうことが多いので、かつての日本のように、透明のトンボだけを引いているところにフィルムを1ページずつ手貼りし、ページ立てをするところが今でもある。4色機で4枚、そのような形でトンボ合わせすることが多い。中国で植版機を見たことはほとんどなく、1面焼きのプリンターが主流のようだ。
今、日本の中古A1フイルムセッターがよく売れているようだ。ようやく中国が面付けしてフイルムを出せる状況になってきているということだと思う。少しずつ進んでいけば、やがてCTPにも移行していくだろう。中国はこのような段階にある。
下着ということもあり、クライアントは高級感を出すために白人のモデルを使いたいという意向だった。上海ではモデルの価格は1時間1,000元~1,200元、3日間拘束して50カット撮ったとして、撮影代込みで614,400円だった。日本と変わらないか、日本より若干安いぐらいだろうか。長春は北にあってロシアに近く、ロシア人モデルが豊富なために320,000円と上海の半額くらいである。

中国で印刷した方が賢明なもの
先日、スイスの博物館から見積り依頼があり、北京オリンピックに向けてのキャンペーンポスターとハガキの見積りを取ってみた。ポスターはサイズが500mm×700mmで、裏に書き込めるように4/1にするということだった。44種類、各3,000枚のデータ渡し、納品は広州である。
この場合、上海のA社は348万円である。データ渡しと言っても、中国だからフイルムである。A社はいい印刷会社だがCTPは持っていない。
長春のB社は261万円である。仕事が「欲しい」という意志が明確で、ほとんどフイルム出し代がないような値段だと思う。日本のC社はCTPで、B全2丁付けで計算してもらって、輸出経費を含めないで337万円である。
ポストカードは上海のA社が312,000円、長春のB社も同様の額である。日本のC社は406,000円であった。このほかに、国内で作れば輸出経費がかかるし、中国で作れば検品コストがかかる。
用紙はエスプリコート、ミラーコート、キャストコート系という注文だったが、中国でこの系統の紙を見つけるのはなかなか難しい。中国でこのような用紙を用いる場合、たいていはビニールコーティングをしてしまう。しかしコーティングが一般化しているので、コーティングしても値段は日本のようには上がらない。これは需給の問題で、多くの印刷会社がビニールコーティングの装置を持っているからだ。
これは日本のメーカーからいただいた仕事の仕様と見積もりである。お菓子メーカーの景品で53mm×60mmという小さな上製本で、20頁4/4、データ渡しで10万冊である。これは日本では上製本の機械にかからないサイズかもしれない。どちらにしても手作業になるので高くなる。こういう機械にかからず手間のかかるものは、中国に出した方が賢明だろう。

長所を理解して、うまく活用する
繰り返すが、中国で印刷することのリスクは本当に高い。日本に持ち込む製品ならば、赤子に教えるような感覚で何もかもを監督しないと、日本人が満足する製品はできない。しかし、日本の印刷事情、中国の印刷事情をよく理解すれば、両国のメリットを活用できる可能性が開ける。例えば前述の下着カタログの場合、中国で撮影と版下制作を行い、データを日本に持ち帰り、日本で輪転印刷して中国へ輸出するような仕事のあり方を考えてもよいと思う。
日本は成熟化が行き過ぎた面もあるし、中国の何もかもが悪いわけでもない。両国の特徴をよく理解し、印刷物の特性を見極めることができれば、中国に発注できる印刷物が見えてくると思う。
図32は手差しのオフセット印刷機である。日本では30年前くらい前に使われていたが、中国では現役である。この印刷会社には折機がないので全部手折りである(図33)。この女性は月給600元(≒9,000円)くらいで働いていると思うが、竹べらを使ってどんどん非常に早く折っていく。後ろの丁合を見てもかなり正確に折れているのだが、日本の30年前くらいの姿である。

中国を一言で表現することはできない
中国には、手差しの印刷会社から、日本の平均を超えるような印刷会社までが混在する。中国で印刷会社を見学した人はそう多くないと思うが、日本の30年前から最新鋭の会社まで、どの印刷会社を見たのか、と思うことが多い。間違いないのは、自分の見た印刷会社だけで語れるほど、中国の印刷事情は単純ではないということだ。そして、どのレベルの会社と付き合うのかは、非常に大切なことだと思う。
中国は広いので地域性もある。北の人間は実直で融通がきかない。上海の人は裏側ではしっかり算盤を弾いている。南の人間は抜け目がない。地域差も理解し、印刷水準も理解した上で、どこのどの水準の印刷会社と付き合いをするか。中国国内で流通する印刷物であれば問題は少ないし、欧米などに持っていく製品ならばそれなりのところになろう。
中国を訪れて様々なレポートを出しているところがあるが、それらはすべて正しいし、間違ってもいない。しかし、一括りで「中国の印刷会社はこうだ」と言い切ってしまうと問題で、本当に様々な会社がある。このような多様性を理解してから中国との付き合いをすべきだと思う。
現地の会社も見ず、いきなり発注するなどというのは暴挙としか言いようがない。やはり発注までに何度か足を運んで調査した方がよい。私自身も長い付き合いなのに痛い目に遭わされたことが数え切れない。これは会社を守るためである。
中国を悪く言っているのではない。文化の違いを踏まえ、よく調査して、細心の注意を払ってうまく付き合う。これはリスクを回避し、安く仕事をするための必要条件である。
また、香港には質の高い印刷会社が多い。香港と中国はどう見ても別の国であり、香港の人件費は日本と変わらないのだが、深センをうまく使っている。印刷会社も多国籍化、国際化が進んでいて、仕事を全世界から受注していたりする。大判のインクジェット製品を作っていたり、そのようなものをデータで受けて発送したりするような会社も多い。
サイテックスの大型プリンターを持っている会社に値段を聞くと、畳1枚ほどのテント地のバナーがデータ渡しで生地を入れて1,800円であった。日本からデータ送信してEMSで送り返してもらっても見合う値段だろう。縁をきちんと縫い、ロープを通すハトメ穴まで付いていた。小さな国だが、シンガポールを参考にもしているようで、おもしろい国だと思う。

まだ、デザインで差別化する文化がない
田中印刷所は中国で印刷をすると言うことに関しては本当に痛い目に遭ったので、今は印刷からやや離れて中国で3Dの動画を制作している。日本でもマンションのモデルルームなどに行くと目にする機会があると思うが、中国は3Dの制作に関して人材が比較的豊富である。私は最初にデザインなら何とかなると思って大連にデザイン会社を作ったが、いくら日本語を話せたとしても、日本語、日本文化をデザインに落とし込むのはとても難しいと思う。
今、大連には間取り図や写真の切り抜き、学参、教科書のような決まりきったパターンなど、文字や文化にあまり関わらない領域でやっているデザイン会社が多い。しかし本当のデザインというものは、日本を理解していない人には難しいのである。
3Dの動画みたいなものは、平面図や立面図から起こし、よりそれを正確にしていくという性質のもので、日本文化や日本語の理解度はグラフィックデザインよりましだと思う。何よりも、現在の中国は不動産バブルなので需要があるし、日本に較べれば制作の人材が豊富である。
中国ではグラフィックデザイナーがほとんど育っていない。それは、デザインで差別化するという土壌がほとんどないためだ。印刷会社がデザイナーを抱え込むような体制にはまだまだなので、良い印刷物を作ろうという感覚には遠い。印刷物に対しては「読めればいい、情報が伝わればいい」という感覚が優先されていて、例えば一般の人でも「デザインがいいからこれを選ぶ」という感覚がまだ乏しい情況だと思う。

吉林省の学校教育の状況
当社の事務所がある吉林芸術学院動画学院には5,000人の学生がいる。1学年1,250人ほどで、1年生でCADを勉強し、2年生から3DCGソフトの勉強に入る。卒業制作を見てもクオリティはかなり高い。
動画というと、昔、教科書にパラパラマンガを描いたようなものがアニメーションの基本だが、3DCGも同様に1秒間に25枚の絵を描いて動かす。ハイビジョン的になってくると1秒間に39枚というような枚数になり、動画の値段は滑らかになるほど高くなる。
動画は英語ではアニメーション、中国語では「ドンファー」と言う。マンガ的なものはまだ日本にかなわないので、3Dの部分でいかに中国をうまく使っていくかである。その国で一番良い部分を理解して、お互いに利用していく姿勢が必要であろう。
私は2ヵ月に1回学校に行き、学生たちと1週間くらい一緒に過ごす。吉林省の長春と言う街は昔の満州国の首都で、かつては新京と呼ばれていた。満州鉄道が作った都市で、今でも関東軍の建物がたくさん残っている。感じとしては京都によく似ていて学校も多い。総合大学で7万人が在学するという吉林大学もある。
吉林芸術学院動画学院に置いている事務所に日本人はおらず、日本からはスカイプなどの通信手段でコントロールしている。この事務所の前には小学館の事務所があり、日中合作映画を制作しているような話を、スタッフから小耳に挟んだ。
吉林の夏は涼しいが、冬はマイナス25℃まで下がって川も凍るぐらい本当に寒い。吉林芸術学院動画学院は私立で、学費は通常の大学よりもはるかに高い。国立芸大で年間12,000元、1ヵ月1,000元ぐらいだそうで、1,000元とは一般の人の月給と同じくらいなのである。ちなみに動画学院は15,000元であり、在学生たちは、かなりいい家の子供たちと言える。
中国に徴兵制はないが、1年生は男女を問わず全員が9月に必ず軍事訓練を行う。このキャンパスにいる5,000人は、ほとんどが寮生活をしている。学食の食事も結構おいしく、我々も大概は学食で食べている。

「デザイン」と「アート」
中国の多くの人たちは、生まれ育ってきた環境の中でデザイン的なものを見ていないので、「デザイン」の概念を理解することが難しい。しかし「アート」に関しては非常に優れている。
「デザイン」と「アート」は異なるものだが、中国人のデザイナーはアーティストとしての感覚が強い。クライアントからの注文に、「それは私のプライドが許さない」と言って対応しなかったりすることがあって、困ったことがあった。
現時点では「デザイン」と「アート」の領域がごちゃごちゃで、良いグラフィックデザイナーを見つけるのはなかなか難しいと言わざるを得ない。しかし個々人の持っているスキルと向上心は非常に高いので、今後はこのような長所をいかに活用していくかであろう。
今日は中国の否定的な話をたくさんしたが、中国にはいい人もたくさんいて、いいところも数多くあることをぜひ知って欲しい。会社を潰すほどのことをされてきたのに、いまだに中国と行き来するのは、私は中国が好きだからだと思っている。
本日はご静聴ありがとうございました。


質問:印刷会社に地域特性があれば、簡単に教えて欲しい。

田中氏:上海は商業印刷物が得意なようだ。北京は教科書関連と商業印刷物が多い。北の方に行くと、商業印刷物が難しくなってくる。
広東省や深セン辺りになると、ビニール関係やパッケージが入ってきたりする。世界の工場である中国全土には、パッケージ、取扱説明書関係の工場が数多くある。
教科書、新聞関連の会社は国営が多い。日本で言う商業印刷に本当に対応できる会社は、南の方とか上海、北京辺りに集中している。
話は変わるが、日本の印刷会社でも親会社からの注文を受けるために中国に進出していくパターンがあると思う。シール印刷の大阪シーリングがムシャクに工場を建設中なので、そうなると、たぶんかなりの中国納品のシールを大阪シーリングが取ることになると思う。 また、日系コンビニにおけるシール需要もかなりある。

質問:代表的な、あるいは特徴的な印刷会社について教えて欲しい。

田中氏:上海のフォーム印刷で、Iruという封筒まで作っている会社がある。携帯電話の請求書をインクジェットプリンターで出力し、同時に3枚のチラシを封入するシステムを持っている。香港資本で、ミヤコシの機械がたくさんあった。
この会社の社長は政治力があり、4/4の伝票を刷れる機械がある強みを生かし、上海のタクシーの領収書仕様を4/4に義務化してしまったという。香港系でありながらも政略的な力をかなり持っている。
中国では、携帯電話会社が使用分を後から請求書で請求するシステムは一般的ではない。ほとんどがプリペイドカードによる先払い方式である。上海は先進的なので例外的である。携帯電話会社も国民を信用していない。後から請求してもまともに払わないので、前もって確実に徴収しておくという感覚である。
上海には、日本の電通や博報堂が「上海だったらここに仕事を出す」という印刷会社がある。非常に印刷が巧く、値段は高い。精英という会社で、もともとは香港の製版会社であった。2002年当時に訪れたのだが、今は新工場・新社屋に移っているだろう。
ハイデルベルグの古い機械で最新鋭ではないが、コカコーラの総ベタ、金赤のような色も本当にきれいに出していた。上手だが高く、日本のクライアントを紹介しても値段が合わないことが多かった。訪問するたびに社長は「見積もりばかりで、いまだに1つも仕事を持って来ない」と文句を言われていた。
中国でドイツ製の製本機を日本と同じように動かしていても、糊や針金、糸などが違うということがある。例えば日本の針金は軟らかいが、中国の針金は硬い。このような違いがトラブルの原因になる。無線綴じでは、日本の糊は割れないが、中国の糊では割れる。
見た目は同じように仕上がっても、中国の甘さというものがある。精英という上手な会社であっても、無線綴じの角がきちんと出ていなかったりすることは少なくないが、それはそういうものだと思わないといけない部分がある。

質問:中国の会社に仕事を出して、またどこかに輸出するなり日本に持ってくるということではなく、保税地区に保税工場を作り、日本から原材料をすべて支給して、そして持ってくるという手法は、今もあるのだろうか。

田中氏:保税地区の税制面が変わってきているようだ。以前は税還付があったようだが、今はなくなりつつあるため、保税地区の会社の撤退が相次いでいるようだ。保税地区に入っているメリットがなくなったために保税地区を出て、中国内に入ったというケースを何社か聞いている。

質問:中国で作った印刷物を国内に持ってくる際、輸入に係る諸費用があるが、私が知る限り、印刷物を国内に持ってくるときはドル建てで支払うという認識である。そうすると為替変動の関係で、最初に取った見積もりと大きく変わってくる場合もある。このような二国間の代金決済についてはどのようにしているか。

田中氏:これは色々なケースがあると思うが、例えば、香港を通した方が自社にメリットがあるということで、節税として香港経由で輸入したことがある。簡単で少額なものであれば現金で決済したこともある。

質問:輸入の際、環境面で特に環境面で注意すべきポイントを教えて欲しい。

田中氏
:例えばビニール製品ならば、そのビニールが日本の環境規制に適合するかどうかを事前に中国側、原反メーカーから出してもらい、前もって日本の税関に通るかどうかを見てもらうと良いと思う。革が使ってある手帳は、革製品とされて確実に関税が10%課されるし、よく確認することが必要だ。

質問:見積もりを取るときには必ずサンプルが必要だというが、サンプルがない場合はどのようなリスクがあるのだろうか。

田中氏:サンプルなしに進めた場合、中国側の言いなりになってしまうことが多くあった。サンプルがあれば、お互いにサンプルと現物を確認しながらチェックできるが、サンプルがない場合は難しい。
たとえ時間はかかっても、自社の防衛のためには、複雑なものになればなるほど、絶対にサンプルが必要である。先方にサンプルを作ってもらってから値段の話をするのも1つの方法かもしれない。

質問:中国での出版物は政府が指定する印刷会社でしか印刷できない規制があるということだが、日本からの出版物を中国で印刷する場合、中国ならではの制限で気をつけるべき点があれば教えて欲しい。

田中氏:中国政府に対する批判があれば、印刷会社が拒否すると思う。中国の印刷会社が日本の出版物を印刷する場合、事前に行政府に許可をもらうはずである。それで通らない限りはやらない。公序良俗に反するもの、中国政府について書いてあるものについては、まず通らない。
従って、納期が迫っているものについては、事前にこのような点を事細かに打ち合わせておかないと納期遅れになる。特に中国の場合、印刷会社は何でも遅れる理由にする傾向があるので、トラブルの元は事前にクリアしておいた方がよい。それでもトラブルは起こるのである。
遺跡調査の報告書を中国で印刷したとき、「中国政府が内容を調査しているので、印刷を止めている」と言われたことがあった。

質問:中国での紙の調達は実際どのような状況だろうか。

田中氏:紙についてはそれほど詳しくないが、例えば上質紙などは、日本で再生上質紙と呼ばれる表示がない。行政の仕事で再生紙の使用を義務付けられていたことがあったが、証明できなくて困ったことがあった。
書籍用紙というのもあまりなく、台湾から仕入れたこともあった。紙の種類が少なく、思うような紙には、なかなかたどり着けないというのが実際のところである。上質でも、中国人は非常に漂白度の高い上質が好きらしく、ほとんどがそれである。それを使うのは嫌だが、上質といえばそれになってしまう。
逆に、日本で見たこともないようなフランス製の紙があったりする。中国は輸入大国でもあるので、世界中から紙が入っている。そういう紙で名刺を刷ると、とてもお洒落な名刺ができたりして、そういう意味ではまた違う選択肢もある。

質問:上海A社、長春B社、日本C社とある見積りは、最終的にどうしたのかを教えて欲しい。また、どのような基準で見積もり依頼する会社を選んでいるのだろうか。

田中氏:まだ受注は受けていないので、受けることになれば、日本で印刷して上海に納品したいと考えている。中国で印刷するとなれば検品は私が立ち会い、検品要員を集めることになると思うが、その費用を考えても日本で印刷した方が楽である。撮影は中国で行い、印刷は日本で行うつもりだ。
見積もりは、今までのお付き合いの中で総合的に評価した会社にお願いしている。枚葉でもそこそこの値段が出るかもしれないと期待していたが、出なかった。
中国の会社とやりとりしようとすると、評判の良いとされる印刷会社でも、今までの経験から言えば、知らない会社には仕事を出しにくい。見積もり時点ではうまいことを言うが、実際やる段になると条件が変わってくることが、今までに幾度となくあった。そのようなことの比較的起こらない会社を選ぶようにしている。

2007年7月26日PM研究会「中国印刷最新事情」より(文責編集)
JAGAT 会報誌【FACT】2007年9月号 掲載
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「ダイソー」向けののし紙
▲(図1) 中国で印刷されている100円ショップの「ダイソー」向けののし紙




印刷会社にあった棚
▲(図2) 印刷会社にあった棚




参考書
▲(図3) 参考書




教科書
▲(図4) 教科書




上海の中華印刷
▲(図5)
上海の中華印刷
▲(図6)
上海の中華印刷
▲(図7) 上海の中華印刷という国営の印刷会社の上製本のライン




中国のフリーペーパー「上海ウォーカー」
▲(図8) 中国のフリーペーパー「上海ウォーカー」




百貨店のフリーペーパー
▲(図9) 百貨店のフリーペーパー




地方の新聞などを刷る中国産輪転機
▲(図10)
地方の新聞などを刷る中国産輪転機
▲(図11) 地方の新聞などを刷る中国産輪転機




図12
▲(図12)




関連写真
▲(図13) 日系印刷会社の用紙倉庫





国営の中華印刷
▲(図14)
国営の中華印刷
▲(図15) 国営の中華印刷





国営中華印刷の大規模な用紙倉庫
▲(図16) 国営中華印刷の大規模な用紙倉庫





銅版紙(コート紙)
▲(図17) 銅版紙(コート紙)





北越製紙のHiα、日本からの輸入品
▲(図18) 北越製紙のHiα、日本からの輸入品





台湾系の秋雨印刷
▲(図19) 台湾系の秋雨印刷




パッケージ会社LIAN SHENGのショールーム
▲(図20) 大連で最も優良なパッケージ会社LIAN SHENGのショールーム





オムロンのパッケージ?
▲(図21) オムロンのパッケージ




管理して貯蔵されている特色インキ
▲(図22) きちんと管理して貯蔵されている特色インキ




コーティングマシン
▲(図23) コーティングマシン




パッケージの強度検査機
▲(図24) パッケージの強度検査機




日系印刷会社がダイソー向けの千代紙を検品
▲(図25) 日系印刷会社がダイソー向けの千代紙を検品する様子




ウォルマート系の仕事をするシルク印刷の工場
▲(図26) アメリカのウォルマート系の仕事をするシルク印刷の工場




中国の富裕層向けに通販で日本の下着を売るカタログ
▲(図27) 中国の富裕層向けに通販で日本の下着を売るカタログ
▲(図28) ある日本の縫製会社から、中国の富裕層向けに通販で日本の下着を売るカタログを作りたい、と相談されたときの見積り比較
表紙はA判70.5kg、本文57.5kg、16頁が本文で4頁が外側に少し厚いもので製本する形
下着カタログ
A4判 20頁 4/4 中綴じ製本 データ渡し
50,000部 用紙 マットコート _表紙A70.5? 本文A57.5? 上海納品
上海A社(枚葉機)
155,000元
2,480,000円
長春B社(枚葉機)
264,000元
4,224,000円
日本C社(輪転機)
1,000,000円
+輸出経費 230,000円





手差しのオフセット印刷機
▲(図32) 中国では現役、手差しのオフセット印刷機





折機がない印刷会社の手折り風景
▲(図33) この印刷会社には折機がないので全部手折り